ポルスカぐらし

ポーランドを好きになるための記録

玄関で靴を脱いでもらう方法

 

知っていてもやっぱり受け容れ難いのは、ヨーロッパの土足文化です。

 

 

新居の鍵の受渡しをするために家に上がったオーナーと不動産仲介業者、

 

インターネット機器の設置業者、

 

国際輸送した荷物を運び込んでくれた運送会社、

 

入居早々壊れてしまったトイレの便座の修理工・・・

 

そういう慣習なので当たり前のことですが、現地人はみんな何の疑いもなくズカズカと土足のまま家に入って来てしまいます。

 

 

一方私たちは日本さながらスリッパに履き替えて、もしくは裸足か靴下のままで、カーペットの上にそのまま座ったりもして生活しています。

誰かが訪ねてくるたびに靴を脱いでくれと頭の中で唱えては、何も言えずにただ彼らの足元を凝視しブルーになって、帰って行くなりじゃりじゃりした足跡を追って床に雑巾を掛ける日々。あぁ今日も靴脱いで欲しいって言えなかったなぁ、と。

 

室内に土足のまま上がって生活するなんて、百害あって一利なしだと思いませんか。

床が汚れて衛生的でないし、掃除も一苦労。なにより靴を履いたままでは何だか窮屈で、十分にくつろげないような気もします。

 

なのでつい最近、親切なオーナーが私にならって靴を脱いでくれたときは、その心遣いに感動して心を鷲掴みにされてしまいました。

 

 

 

 

もう今後しばらくは誰も家に訪ねてくる予定がないので、とりあえずこの問題は一旦保留に。いつかのために来客用の室内履きを手に入れて、履き替えてもらえるよう思い切ってお願いしてみようと思います。