イースター休暇の過ごし方
今年は4月20日から22日にかけて、イースター休暇のため3連休でした。
この期間中のポーランドは、スーパーを含めほとんどの店がお休み。休暇を家族で過ごすのが一般的なようです。夜、自宅周辺のアパートたちはどの部屋も明かりが灯らないままで、暗に人々の不在を知らせているようでした。みんな実家に帰って休暇を過ごしてるんだと思います。日本のお正月やお盆を彷彿とさせる、静かで穏やかでどこか浮ついた雰囲気です。
そんな中、クラクフ旧市街の中央広場では、大規模なイースターマーケットが開かれていたので遊びに行ってみました。今年は11日から22日までの開催だった模様。
イースター関連の小物はもちろんのこと、肉にチーズにお酒、ハンドメイドのレースや刺繍の施された服、ポーランド食器など、伝統的で多種多様なお店が出店されており、かなり見応えがあります。
中でも私が最も心惹かれたのはこれ。
クッキーに絵柄を付けるローラー。正式名称は何でしょう・・・?
めちゃくちゃ可愛い。可愛すぎる。買うか買わないか何度も迷ったのですが、恥ずかしながら普段全くお菓子作りをしないので結局買わないという、(私にしてはかなり賢明な)判断をしました。写真に写っている小さいサイズで、1点80ズロチ(約2,400円)。
やっぱり買えばよかったかなーという、ふつふつ沸き上がる心の奥底の声には気づかないふりをします。
それにしてもすごい絵柄の数でした。
もちろんご飯もマーケットで食べることができます。量り売りのお店で豚肉と玉ねぎのグリルやポテトを買って、赤ワインといっしょに食べました。青空の下で食べるご飯、最高です。
鉄板や大鍋で作られる豪勢な料理の数々は圧巻で、見ているだけで楽しめます。
映画「千と千尋の神隠し」で、千尋の両親が夢中で食べていたご飯や、カオナシに振舞われていたたくさんのご馳走をふと思い出しました。
生まれて初めて海外で過ごしたイースター。
イースターは日本でも、テーマパーク等のシーズンイベントとして徐々に浸透しつつあるような気がしますが、宗教色の薄い日本人にとって結局何なのかよく分からない、というのが実際の印象だと思います。もちろん私もその1人で、今もなんとなくその表面上の意味を分かったような気になっているだけです。
キリスト教徒と同じ目線で、心からお祝いした!と言うつもりは毛頭ありませんが、キリスト教色の強いこの国で、肌でその空気を体感できたのはとても良い経験でした。
小難しいことをグズグズ書き連ねてみましたが、とりあえず言いたいのは久しぶりの大イベントで素直に楽しかった!ただそれだけです。
まだまだ載せきれていない写真がいっぱいあるので、また後日投稿します。