海外暮らしに疲れたら
こうやって本当にひとりになってみて気づくのは、私は”誰かと何かをするのが好き”だったんだ、ということです。そして大人になるにつれてどんどん洗練されていった友人関係が、その”誰か”の大部分を占めている。
銀行の仕事はつらかったけれど、外に働きに出ることも本当は嫌いじゃなかった。自分の稼いだお金で何か買えること、新しく何かを覚えていくこと、自分なりに気を利かせた行動が誰かの目にとまって評価されること、またそこで生まれる人間関係。酔っ払ったときだけ、営業職の先輩があなたはよくやってるよと労ってくれたので、飲み会もそんなに嫌じゃなかった。退職するときに言ってくれた、一生忘れないよという言葉も。別にお世辞でもおべっかでもいいんです。
あなたの趣味はなんですか・休みの日は何をしていますかと問われて、これといって答えが浮かばない自分の人間としての浅さに嫌気がさしていたけれど、”休日は友人とどこかへ出掛けることが多いです”、これが私の好きな休日の過ごし方であることは紛れもない事実でした。なんて他人本位なんだと言われればそれまでですが。
とにかく、私は全然ひとり好きなんかじゃなかったということです。
なのに私は友人も仕事もすべて手放して何も持っていない!(夫の存在を今だけ無視)
そして多分私は、こんな遠く離れた土地に住んでしまって、大事な人たちに忘れ去られるのが怖いんだ!
だからというわけではありませんが!!!
先月ヴァヴェル城を観光したときにポストカードを買ってみました。ひょんな思いつきでした。せっかく可愛いポストカードだし、だれかに送ってあげようかなと軽い気持ちで。
とりあえず3枚買ったので、3人に送りました。
送料は1枚につき普通郵便だと5ズロチ(約150円)、エクスプレスだと6ズロチ(約180円)。こんなに安いとは!?エクスプレスにしたので最初に送った友人にはもう届いたようで、1週間くらいで到着したみたいです。
おかげで手紙を日本に送ることへのハードルがぐーんと下がったので、可愛いポストカードを見つけ次第色んな人に送りまくろうと思います。良い時代に生まれたものだー。文通してくださる優しい人はどんどん住所教えてください。
手紙で特定の人にあてて近況報告することで自分の生活を振り返ったり、もしかしたら返事が来るかもと頭の隅っこで期待することで、心が健康になった気がします。
海外暮らしに疲れたら、①手紙を書く。
虫が嫌いなので家の中に植物を置きたくない派なんですが、こっちではミントやバジルやローズマリーなどの香草がスーパーで苗ごと売っているのをよく目にします。
カプレーゼを作るのにバジルが欲しくて買ってみたんですが、
お・・・思ってたより悪くないぞ・・・。窓際に置くと日光を浴びて生き生きしているように見えるし、水やりがちょっと楽しいし、部屋も少し華やぐし、なにより生活の質の高まりを感じる・・・。
ちなみにこれって、ちゃんと育てたら半永久的にバジルを錬成し続けられるということですか・・・?
というわけで、
海外暮らしに疲れたら、②植物を育てる。
このふたつでどうでしょう!