ポルスカぐらし

ポーランドを好きになるための記録

クラクフで自転車に乗るなら

 

ヨーロッパって、メトロなどの交通網が発達しているようなイメージがありませんか?

かつてドイツ・フランスを学生時代に旅行したときは、ほとんどの移動を地下鉄で済ませた記憶があります(当時は鉄道の乗り方を調べもせず、改札がないんやねーなんて言いながら思いっきりキセル乗車していました・・・今思えば、バレなくて本当ーーによかった。良い子は真似しないでね)。

 

ところがどっこい、自慢じゃありませんがクラクフの公共交通機関は、日本人の私にとって不便の極みです。ポーランドの生活で何が一番嫌いかと聞かれれば、交通機関と答えるかもしれません。

主な移動手段はバス・トラムになります。バスは毎度5分や10分平気で遅れるし、車内の券売機はコインしか使用できない場合もあります。運転も決して丁寧ではなく、お世辞にも乗り心地が良いとは言えません。トラムは遅延することはほとんどないものの、バスを使用するのとほぼ変わらない感覚。路線の数も充実していません。加えて私は車酔いが酷い体質なので、できるだけ乗車を避けています。

 

そんな交通機関の代替案なのでしょうか、最近市内でよく見かけるのがレンタルの電動キックボードと自転車です。

自転車を買うか買わまいかずっと迷っていたのですが、いつまた引っ越すか分からんし・・・と踏みとどまっていたところ、Waveloのレンタサイクルが思いのほか格安で使い勝手も良さそうだったので、登録してみることにしました。

 

 

このレンタル自転車は、市内複数箇所にある無人のステーションから自転車を拾い、利用が終われば、どこでも任意のステーションに返却するというシステム。事前にアプリかホームページ上で利用登録さえすれば、誰でもすぐに使えます。

 

私は月額20ズロチ(約600円)で1日1時間乗り放題のコースに登録しました。

1分あたり0.20ズロチで走った分だけ支払うプランもあるようですが、こちらはアクティベートする際に10ズロチ必要みたいです。

ちなみにステーション以外の場所に返却すると追加で3ズロチ掛かってしまいます。

 

登録は簡単。名前、メールアドレス、電話番号、パスワードとPINの設定後、支払い方法を選択するだけ。アプリをインストールしておけば、いつでもどこでもステーションの場所と、各所にある自転車の数を検索できます。

 

ステーションは街中にこんなにたくさん。

 

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実際のステーションの様子はこんな感じ。

 

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アプリ上で自分の使用する自転車を確保して、事前に設定したPINを対象の自転車のキーパッドに入力すれば、黄色のU字バーが外れます。

U字バーを置いていってしまわないように注意して、使用後は再度バーを差し込みロック。キーパッドのDoneを選択すると終了でき、利用時間のカウントもストップされます。

 

 

中央駅の大きいショッピングモールまで自転車でぴゅーっと行けるようになったので、これからもかなり重宝しそうです!ただポーランドの道路は石畳でガタガタなところが多いのが難点。自転車専用道が増えていってくれたらなーと思っています。ヒールで歩くと不安定なので、スニーカーばかり履いているくらい道路状況はイマイチです。たしかに風情はかなりあるんですけど。

 

 

兎にも角にも、ポーランドの涼しい風を浴びての夏のサイクリングは最高ですので、是非試してみてください。あぁ、どうか冬にならないで・・・。

 

 

 

 

ちなみに初めに少し触れたレンタルの電動キックボードですが、これがかなり楽しくて、自転車と違ってどこでも乗り捨てできちゃうので便利です。

また次の機会に紹介できたらと思います。